この職場で働いてよかったこと

当院は地域の急性期医療を担っているため、薬剤部の業務も多岐にわたります。その中で私は主に病棟業務を担当しています。当院は、薬剤部内だけでなく医師や看護師、その他のスタッフとの距離が近く、すぐに相談できる環境です。治療方針や患者さまの状態を把握することは、より安全な薬物治療を提供するという点で不可欠です。このような環境で薬剤師として働けることはとても魅力的で自身の成長にも繋がります。

やりがい

超高齢化社会の中で、地域医療に携わることにやりがいを感じています。入院時から、退院後の生活を考えて多職種でカンファレンスを行っています。病棟業務では持参薬鑑別、薬の適正使用、副作用モニタリング、服薬指導、医師への処方提案、医療スタッフからの相談応需などを行います。調剤室では電子カルテで薬歴や検査値などの確認を行い調剤・監査をします。多様な疾患に携わることができ、幅広く学ぶことができます。

働きやすさ

休暇が取りやすい職場です。
薬剤部には、産休・育休を経て働いているスタッフもたくさんいますし、家庭の事情などで急な休みを取る必要があっても、お互いにサポートし合える体制がとれているため安心して働くことができています。私は前職と違い平日の休暇を取れるようになったので、プライベートも充実させることができるようになりました。また、上司も相談しやすいため、様々なことにチャレンジできる環境だと思います。

職場の仲間について教えてください

薬剤部では幅広い年代のスタッフが働いていますが、上司・先輩・後輩の垣根なく、気軽に意見を言い合える関係です。業務中に疑問に感じたことは些細なことであっても相談しやすく、一緒に考えて成長し合える仲間です。患者さまのことを第一に考えているスタッフばかりでいつも頼りにしています。
また、医師、看護師をはじめとする他部署のスタッフも相談しやすいため、日常業務の中から多くの学びを得ることができます。

今後やりたいこと

高齢の患者さまは入院の契機となった疾患以外に併存疾患がある方が多くいらっしゃいます。私は特に循環器疾患に関心があり、入院中に調整した薬物治療を退院後も継続していくことが重要だと日々の業務の中で強く感じています。そのため今後は薬薬連携にも関わっていきたいです。また、患者さまがより分かりやすく、安心して治療を受けることができるよう、疾患と薬についての知識をもっと身につけていきたいです。

メッセージ

患者さまを中心に、医師、看護師、栄養士、理学療法士、ソーシャルワーカーなど各分野の専門家と協議して、医療を多面的に見ることができることは、病院勤務の魅力です。
病院での勤務を選択した薬剤師のために、生涯を通して働くことができる環境が必要と考えています。
そのために常に話し合い、安全を基準としての効率性の向上に努めています。
育児や介護、趣味、勉強、休養、地域活動などの仕事以外の生活と仕事との調和を取り、豊かな時間を過ごすことは、医療人として大切な心を育むことにも繋がると考えます。ライフステージの変化に柔軟に対応しながら、ともに病院薬剤師として働きましょう。